2018年04月04日
JCL. 源氏物語の女たち⑥
読書メモ
源氏物語の女たち⑥

〔紫の上〕
*父は藤壺の兄の兵部卿宮。藤壺の姪にあたり、藤壺に容貌がよく似ていて、天稟の美しさを備えている。
*幼くして母を失い、祖母と乳母の手で育てられて、少女若紫に。
*源氏18歳。高熱を発して京都北山の祈祷師のところへ。
*そこで、藤壺のおもかげをとどめる10歳の若紫が、雀と遊ぶところを源氏が目にする。
憧れつづけていた藤壺と瓜ふたつの少女、そのあどけなさ、純真無垢な表情に惹かれる。
*源氏は、朝霧にまぎれてこの少女を拉致し、自分の屋敷の二条院に引き取り養育する。
*源氏の愛育願望。自分の理想とする女性に育てあげたいという願いの対象としてこの若紫を。
*上品で優雅。思いやり深い女性に変貌していく。
*「海の宝珠」として明石の君を、「山の宝珠」として若紫を、こよなくいとおしむ。
*源氏との突然の新枕は、若紫には青天の霹靂だったが、以来、養育される娘から源氏の妻、紫の上となる。
*源氏がもっとも愛した女性、愛の執着を寄せた唯一の女性で、のちに実質的には正妻とされる。しかし、子どもはない。
*須磨に流謫されていた源氏29歳は、明石の君19歳とのあいだに子「明石の女御」をなす。こともあろうに紫の上はその幼い明石の女御をあずかって養育する。
*包容力あり、すぐれた資質をもち、王朝女性の理想とされる紫の上。
*源氏が若い「女三の宮」と結婚したことで正妻の座を脅かされる。その心痛から長い病床につくようになり、43歳にて歿する。

Cf. 二条院・・源氏の亡き母「桐壺の更衣」の里邸。
六条院・・妻妾同居=生ける仏の御国。春の町(南東)=紫の上、
夏の町(北東)=花散里、秋の町(南西)=秋好中宮、冬の町(北西)=明石の君
多くの女性を自分の屋敷に囲って住まわせたが、その間にも源氏は、朧月夜、朝顔、花散里、末摘花、秋好中宮などのところに通いつめ、玉鬘(たまかつら)を邸に迎え入れるなどしている。
源氏物語の女たち⑥

〔紫の上〕
*父は藤壺の兄の兵部卿宮。藤壺の姪にあたり、藤壺に容貌がよく似ていて、天稟の美しさを備えている。
*幼くして母を失い、祖母と乳母の手で育てられて、少女若紫に。
*源氏18歳。高熱を発して京都北山の祈祷師のところへ。
*そこで、藤壺のおもかげをとどめる10歳の若紫が、雀と遊ぶところを源氏が目にする。
憧れつづけていた藤壺と瓜ふたつの少女、そのあどけなさ、純真無垢な表情に惹かれる。
*源氏は、朝霧にまぎれてこの少女を拉致し、自分の屋敷の二条院に引き取り養育する。
*源氏の愛育願望。自分の理想とする女性に育てあげたいという願いの対象としてこの若紫を。
*上品で優雅。思いやり深い女性に変貌していく。
*「海の宝珠」として明石の君を、「山の宝珠」として若紫を、こよなくいとおしむ。
*源氏との突然の新枕は、若紫には青天の霹靂だったが、以来、養育される娘から源氏の妻、紫の上となる。
*源氏がもっとも愛した女性、愛の執着を寄せた唯一の女性で、のちに実質的には正妻とされる。しかし、子どもはない。
*須磨に流謫されていた源氏29歳は、明石の君19歳とのあいだに子「明石の女御」をなす。こともあろうに紫の上はその幼い明石の女御をあずかって養育する。
*包容力あり、すぐれた資質をもち、王朝女性の理想とされる紫の上。
*源氏が若い「女三の宮」と結婚したことで正妻の座を脅かされる。その心痛から長い病床につくようになり、43歳にて歿する。

Cf. 二条院・・源氏の亡き母「桐壺の更衣」の里邸。
六条院・・妻妾同居=生ける仏の御国。春の町(南東)=紫の上、
夏の町(北東)=花散里、秋の町(南西)=秋好中宮、冬の町(北西)=明石の君
多くの女性を自分の屋敷に囲って住まわせたが、その間にも源氏は、朧月夜、朝顔、花散里、末摘花、秋好中宮などのところに通いつめ、玉鬘(たまかつら)を邸に迎え入れるなどしている。
Posted by 〔がの〕さん at 00:51│Comments(0)
│日本古典文学